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この記事について
この記事は、吉田が発明者のとあるコンテンツ関係っぽい特許を見つけたので、紹介している内容です。
結論としては、私的にはかなりとあるコンテンツ関係に関して出願されている特許の気がします。
特許請求の範囲
ちなみに、今回取り扱う特許の公開番号は、特開2020-103750というものですね。
現物を見たい方は、INPITの下記のサイト等で、上の特許の公開番号等から検索すると表示されます。
・j-platpat.
https://www.j-platpat.inpit.go.jp/
まずは、特許請求の範囲を見てみようと思います。
特許請求の範囲とは、特許権の権利範囲のことです。
特許権とは、国が認めたその特許を実施することができる権利とか、他の人のその特許を実施できないようにする権利ですね。
以下、特許請求の範囲になります。
(以下フォントの異なる箇所は、引用箇所です)
【特許請求の範囲】
【請求項1 】
1 以上のユーザが参加可能なゲームコンテンツが複数含まれるビデオゲームを実行する端末装置と通信ネットワークにより接続されるサーバ装置に、該ゲームの進行を制御させるためのゲーム処理プログラムであって、
前記サーバ装置に、
第一コンテンツ及び第二コンテンツを含む複数のゲームコンテンツの進行を制御する進行制御機能、
ゲームコンテンツのゲーム空間において各ユーザのプレイヤオブジェクトの動作を制御するオブジェクト制御機能、
第一所定期間中、前記第一コンテンツのゲーム空間における複数の配置位置に、判定領域を配置する配置機能、
許可数が第一規定数に達するまで、前記判定領域に移動したプレイヤオブジェクトのユーザに、前記第二コンテンツのプレイを許可する許可機能、
を実現させるゲーム処理プログラム。
さすがに、これだけだとちょっとよく分かりませんね。
というより、これだけで分かった方は、相当ギルを儲けてるのではないかと思います。
発明が解決しようとする課題
次は、発明が解決しようとする課題を見てみようと思います。
発明は、基本的に何らかの困り事があって、それを解決できるものになっていることが多いです。
【発明が解決しようとする課題】
【0 0 0 6 】
上述のようなユーザの参加人数が設定されているゲームコンテンツでは、参加を許可するユーザを適切に決定することが課題である。
なんか、参加人数が設定されているゲームコンテンツのようですね。
勘の良い方はそろそろ分かったのではないかと思います。
発明の効果
次は、発明の効果を見てみます。
発明の効果は、前述の発明が解決しようとする課題を、どのように解決しているかが書かれる項目です。
【発明の効果】
【0 0 1 1 】
本願の各実施形態により1 又は2 以上の不足が解決される。
ちょっと何言ってるのか全く分からないですね。
ちゃんと書いて欲しいです。
発明を実施するための形態
次は、発明を実施するための形態を見てみます。
発明を実施するための形態は、今までの抽象的な日本語の羅列みたいなのとは違って、割と分かりやすく書いてある場合が多いです。
なお、説明の都合で、関連する図面も併記しています。
【0112】
本実施形態の例では、PvPコンテンツ、ダンジョンコンテンツ及びアイランドコンテンツは、メインコンテンツのゲーム空間において、プレイヤキャラクタが所定のノンプレイヤキャラクタに話しかけることで実行が開始される。すなわち、ゲームのプレイ開始時は、メインコンテンツから開始され、ユーザの操作入力に基づいてPvPコンテンツ、ダンジョンコンテンツ及びアイランドコンテンツのいずれか1のコンテンツが実行される。また、PvPコンテンツ、ダンジョンコンテンツA及びアイランドコンテンツの終了後は、メインコンテンツが再開される。
はい、どっかで見たような図が出てきましたね。
ここで特に注目したいのが、右下にあるアイランドコンテンツというところです。
アイランド・・・・島でしょうか。
そういえば、禁断の地エウレカとかディアデム諸島は島ですね。
そして、その下のダンジョンコンテンツBというのが、おそらくこの特許のキモになる部分です。
【0121】
発生条件が成立した場合、第一突入イベント発生をユーザに報知する演出(イベント前演出)が実行される。その後、第一突入イベントが開始される。第一突入イベントは、アイランドコンテンツのゲーム空間に発生した1体のボスキャラクタ(敵オブジェクト)を討伐することが課題である。第一突入イベントは、複数のユーザが参加可能である。各ユーザは、例えば、第一突入イベントに参加してクリア(ボスキャラクタを討伐)することで、突入権利を獲得できる。
こちらは、ダンジョンBへの参加条件を示した図と、そこに関する説明です。
仮にですが、ここで言う第1突入イベントとは、エウレカのBA突入条件になるオヴニ討伐Fateのことではないでしょうか。
1体のボスキャラクタ(敵オブジェクト)をオヴニと考えると、ひとまずは、話の辻褄が合います。
もう少し、上の図であるフローチャートを詳しく見てみましょう。
フローチャートの一番最初のイベント前演出とは、Fate表示や、オヴニの出現条件である乱霊流の天候表示を指す気がします。
第一突入イベント開始とは、仮に前述のオヴニ討伐Fateということにしておきます。
ここで第一突入イベントであるオヴニ討伐Fateに失敗してしまうと、第一突入イベント失敗のフローへ遷移してしまいます。
第一突入イベントクリアとは、オヴニ討伐Fateをクリアした方のフローなのではないでしょうか。
青ポータル発生とは、「地脈安定器」がないと入れない不安定化エーテリアルノードの気がします。
「地脈安定器」を持っていて青ポータルに入れた人は、下のダンジョンコンテンツBのフローへと遷移していますね。
おそらくBAに入れるフローなのではないかと思います。
同様に、赤ポータル発生とは、「地脈安定器」がなくても入れる安定化エーテリアルノードなのではないでしょうか。
こちらも赤ポータルに入れた人は、下のダンジョンコンテンツBのフローへと遷移しています。
【0123】
そして、図10(A)に示すような状態において、ユーザ(プレイヤキャラクタ)は、青ポータル60を探し出して突入する。突入したユーザ(プレイヤキャラクタ)が、上記突入権利およびチケットを所持している場合には、ダンジョンコンテンツBのプレイが許可されるとともに、プレイヤキャラクタがゲーム空間55からダンジョンD2に移動する。なお、青ポータル60の配置位置は、ランダムに決定される。
【0124】
したがって、第一所定期間中である青ポータル60の発生中、上記所定条件としては、突入権利及びチケットの2つのアイテムを所有していることが該当する。突入権利は、第一突入イベントに参加してクリアした場合のみ獲得できる。チケットは、アイランドコンテンツ内で獲得可能なアイテムである。例えば、プレイヤキャラクタがゲーム空間55を探索することで獲得できる。
この辺まで来ると、割とそのままの感じになってきますね。
突入権利とは、オヴニ討伐Fateへの参加で付与されるバフである「転送準備」で、チケットは、「地脈安定器」の気がします。
そして、図ですが、いかにも攻略サイトにでも乗っていそうなエーテリアルノードの配置図みたいになっています。
まとめ
という訳で、この特許は、今地味に熱い「禁断の地エウレカ:ヒュダトス編」のバルデシオンアーセナルの突入ルーチンについて出願された特許なのではないかと思います。
実は、新喪例の届け出で下記の電撃さんのURLが添えてあり、この特許がエウレカ関係である可能性は、かなり高いと思います。
・電撃オンライン:
https://dengekionline.com/elem/000/001/842/1842696/
今回は紹介しなかった箇所では、発明者に吉田と、どっかで見たような共同発明者の名前もあったり、AV外部FATEである「アーセナル調査支援」っぽい内容も書いてあったりします。
また、どっかで見たような図があったり、おそらく内部的なオヴニのPop条件も乗っていたりするので、興味のある方は、原文も読んでみると面白いかもしれませんね。
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