日記
ねこみみさんが言うには、今度は開拓工房っていうのを作ると良いらしい。
開拓工房があると、島の特産品みたいな島産品を作って、出荷して貿易したりできるみたい。
うまくいくと、青船貨っていうシェルダレースクリップが貰える感じ。
あ、これ知ってる。
これから赤船貨とか、緑船貨とか、紫船貨とか出てくる奴だ。
っていうか、ギルがもらえない時点で、いつものロウェナが裏で死ぬほど儲かってるやつだよね。
「それはさておき、必要な材料は・・・っと」
拠点施設1番地の管理板には、無人島の原木、無人島のパームリーフ、無人島の石灰岩、無人島のつる、無人島の砂と書いてあった。
材料を確認したわたしは、再び島に採取にでかけることにした。
でも、無人島の石灰岩が全然見当たらない。
何とはなしに開拓管理ボードを見てみると、どうやら1度でも取ったことがある素材は採取場所も登録されるらしい。
「無人島の石灰岩は・・・っと」
調べてみると、無人島の石灰岩が採れるのは、縦の川の辺りみたいだった。
確かに、あまり行ったことがない方かもしれない。
にしても、縦方向に流れてるから縦の川みたいな名前のつけ方が面白いかも。
蛍を見つけた青空池のところで、縦の川と交差している横方向の川は、横の川だし。
なんかこれも、魔導人形の名前を付けた人と同じ、なんか雑な雰囲気があるよね。
さくさくっと素材を揃えたわたしは、その素材を拠点施設1番地の管理板の周囲に置く。
すると、例によって例のごとく、魔導人形たちが、恐ろしい手際で開拓工房なるものを建ててくれた。
開拓工房は、その名の通り、開拓で得られるものを島産品に加工できる施設みたいな感じなのかな。
中には、風を利用して歯車を回して、歯車につけた凄く大きい臼を使って穀物をすりつぶしたりするっぽい何かがあったりした。
おお、便利かもしれない。
なんか、お肉を焼いたり、いぶしたり、乾燥させたりできそうな暖炉もある。
暖炉の炎って、なんか不思議だよね。
炎って燃えるたびに色も形も変わるから飽きないし、パチって音ともなんか好きだから延々眺めていられたりするし。
まあ、眺めすぎると目が痛くなったりするけど。
しかし、困ったのは、島産品の貿易をしてくれると言う触れ込みのおやかたくんが、実は、わたしが素材まで用意して、出荷するものを指定しないと何もしてくれなかったってコト。
一体何を作ったら良いのか、種類が多すぎて全く分からないんだけど、これ。
材料も集めてこないとダメだし。
「うう、今夜は寝よ・・・」
あとがき
巷では、青船貨って、〇リカじゃんとか言われてるらしいですね。
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