【FF14】漆黒編をプレイしていたら黄金編の違和感が明確になった気がしたのでめもしておきました。

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 この記事は、『【FF14】漆黒編をプレイしていたら黄金編の違和感が明確になった気がしたのでめもしておきました。』です。

 こっそりアップ記事なので、気づいた方だけ、興味があったら読んでみてください。

 あくまで黄金編のメインストーリーをぶん殴りたいわけではないのですが。

 普通に遊んだ人の一人の感想として、残しておくのもありかな、と思ったことが一つです。

 また、メインストーリークリア済の人の数も、ひと段落した時期かな、というのもあります。

 

 なお、以下、ブリだかハマチだかみたいなあだ名の黄金の主要NPCの名前についてですが。

 目にするだけで不快になるアレルギーの方もいるようなので、某もふもふ第1王女については、以下ハマチで統一します。

 また、今回は、特に個人の感想を緩く並べているだけであり、こうじゃないとダメ、絶対こうなんだみたいな意図はありません。

 

経緯

 ちょっと事情があって、漆黒編のメインストーリーを進めるハメになっていたのですが。

 漆黒編はもう4週目くらいのはずなのに、あまりにもイベントをスキップできなかったんですね。

 しょうがないので、ほぼ等倍で進めていたら、あまりにもぼろ泣きでした。

 なお、黄金編も3週くらいしているのですが、うち2週は、いきなり例の空中戦艦がでる辺りまで全スキップです。

 

 で、さすがにおかしいなと思い、理由をちょっと言語化してみることにしました。

 おそらく、漆黒編>黄金編>漆黒編の順で遊んだ都合で、感じた内容だとも思います。

 以下、要素ごとに黄金編と、漆黒編との感想をゆるく比べてみようと思います。

 

主人公について

黄金編

 黄金編については、最新パッケージの主人公ということで、説明の必要もないと思いますが。

 トライヨラの第一王女のもふもふBBAこと、ハマチですね。

 なろう系主人公張りに何の苦労も努力もなしで、毎回勢いで大勝利で、「もう、全部あいつ一人でいいじゃないかな」とか言われています。 

 

漆黒編

 漆黒編については、プレイヤーキャラクター=いわゆるヒカセンです。

 訳も分からず、水晶公に第一世界に強制召喚されたヒカセンは、闇の戦士となり、世界に夜を取り戻していくハメになります。

 

対比

 鋭い方は、ここまでで気づかれたかもしれないのですが。

 この2つは、特に、主人公が違うというとらえ方をしました。

 黄金編は、いわゆるなろう系の主人公のハマチが主人公です。

 ハマチは、大した苦労も努力もなしに、大した能力もない孤児から、大国の王にまで大出世していき、ついでに世界まで救っちゃったりします。

 多分、主人公がハマチ当て込みのゲームだったら、面白いと思います。

 まあ、自分が延々大活躍してしまうわけですから。

 問題は、プレイさせられるのは、ハマチのわがままに延々突き合わされる、なろう系だと手下その1みたいなポジションということです。

 しかも今回の案件に至っては、光の加護とか、超える力の制約が一切ありません。

 極端な話、エスティニアン殿や、それに類する武力のあるやつが代わりにはまっていれば、ヒカセンが絡む必要が一切ない話です。

 

 一方、漆黒編は、ヒカセンが主人公です。

 ヒカセンがメインで動いて、色々な人の力を借りながら、一つ一つのピンチを乗り越えていくことになります。

 都合で、普通にプレイヤーキャラであるヒカセンに感情移入をしていると、ピンチでは、これどうするんだろうみたいに感じたり、活躍すればうれしくなったり、カタルシスが非常に楽しいんですね。

 対して、黄金編で、普通にヒカセンに感情移入をしていると、なんか、ハマチが余裕で大勝利ーみたいな感じの大枠のワンパターンを見せられた後は、もうその繰り返しなのが容易に想像できてしまいます。

 都合で、以後かなりどうでもよくなってしまう部分はあるのかもしれませんね。

 

大枠のストーリーについて

黄金編

 多少主人公についての話と被るのですが。

 ハマチが延々楽勝大活躍を重ねて、孤児から1国の王になり、ついでに世界を救っちゃう話です。

 ハマチ自身は特に努力も苦労もせずに、その場のノリで大活躍させないといけないなろう系の制約で、それでも違和感を持たせない世界観にする必要があり、整理してみると非常にちょろい話ということになります。

 具体的には、まず、そもそもの王位継承レース自体が、ふたを開けてみれば、勝負にすらなっていない辺りでしょうか。

 ライバルの3人のうちで、兄弟の第二王子のコーナさんは、そもそも元からハマチにべた惚れで、事あるごとにレース中もライバルであるハマチに手助けをしてきます。

 ちなみに、このコーナさんは、黄金キャラではかなり好きです。

 当初の方向だけは多少ずれていましたけど、ハマチが大勝利してしまうのも、大体この人の苦労のおかげの気がします。

 

 もう一人の第一王子は、そもそも人間性に問題があり、良く王子やってこれたなレベルのスッカスカさです。

 まあ、なろう系とかだと瞬殺されていく序盤のライバルレベルの書き込みしか、おそらく読みやすさの都合であえてされていません。

 残りの一人であるFF11の双頭爬虫類は、どう見ても噛ませ犬なので最初から論外です。

 

漆黒編

 主人公であるヒカセンが、第1世界の全域を旅しながら、いろんな人の力を借りて、世界を救っていく話です。

 漆黒編では、歴代パッケージの中でも、要所では、アルフィノの方が立ってしまう蒼天編とかと比べても、特に主人公をしています。

 具体的に、ヒカセンは、大罪喰いを倒すたびに放出されてしまう光を、自ら全部取り込んでいくのですが。

 ヒカセンは、イノセンスの討伐後についに耐えられなくなって、自分が大罪喰いみたいな状態にまで追い込まれてしまいます。

 それでも、元々の闇の戦士に背中を押されたりしながら、水晶公と、エメトセルクとの因縁に自分でけりをつけます。

 

 特に、1つの話の中で、ヒカセン(リーン周り)の視点、水晶公の視点、エメトセルクの視点に、それぞれ感情移入できる形で合成してあるのは、非常にすごいと思います。

 

対比

 黄金編は、ハマチがなろう系風に大活躍してる話なので、なんか見せ場になるところだけ、さらっと出来事だけ話題的に履修しておけばいいかなみたいな受け取り方になるんですよね。

 対して漆黒編は、話の展開に対して、自分がどう感じるかを、読んでみたいみたいな受け取り方になっているのは一つあると思います。

 大枠のストーリーのジャンルの違いの性質上、どっちが良い、悪いという話ではないのですが。

 どっちが楽しいかは、結構人によって分かれる気がします。

 例えば、黄金編も、大量に消費されていくなろう系ラノベの1本みたいな感じで、軽く消化できるし、凄い若い方や本当のガチライトでも、ふわっと楽しめるという良い部分はあると思いますしね。

 

 また、漆黒編は、それまでのタメがあったんだよ、みたいな声も聞こえますが。

 漆黒編関係のネタは、ほとんど漆黒編直前と、漆黒編の本編での後出しの内容が多いです。

 実際、アシエンがなんなのかとか、第8霊災の話は、漆黒前で闇の戦士が出てきた辺りくらいからの話です。

 暁月編なら、蒼天編、紅蓮編、漆黒編を経由したタメの話だと私も思いますが。

 黄金編で同じことをやろうと思えば、暁月編の後で同じくらいには仕込めたと思います。

 都合で、黄金編は、完全新規向けで、そもそも不要だから、あえてやっていないという理解をしています。

 ていうか、ゼロ周りの話も、個人的に感情移入しやすく刺さる部分が多く、これまた普通に何度か泣いたので、もしも、あの部分が、ハマチの大活躍で塗りつぶされてたらと思うとうすら寒いです。

 

テキストについて

黄金編

 非常に読みやすいです。

 基本的にその場面の展開が最小限で記載されており、セリフについても、かなり読み飛ばしても、イベントシーンのキャラの動きだけで大体わかる感じになっています。

 なんなら、イベント単位で飛ばしても、週刊系の雑誌の連載漫画のように、ハマチ大活躍の見せ場のシーンだけ読めば、読後感はほぼ変わらないと思います。

 今風ですね。

 

漆黒編

 大差ないくらいの文字数でも、非常に情報量が多くなっています。

 読み流しずらいとはいえるでしょうか。

 場面に即したテキストで展開が語られるのは、もちろんなのですが。

 漆黒編では、特に水晶公で、意図的にセリフに、別の情報をかぶせてある気がします。

 

対比

 黄金編は、ガンガン飛ばして読める今風ラノベみたいな感じでしょか。

 込み入った話が一切なく、文章通りで理解しやすいです。

 

 対して、漆黒編は、かなり飛ばしずらいです。

 具体的には、直接は語っていないけど、第8霊災以降の話から考えると、水晶公は、そういう思いで言ったのかみたいな一瞬で読めないパターンが非常に多いためです。

 水晶公は、第8霊災で、ヒカセンも含めた暁が死んでしまった未来の世界線から、それでも諦めなかった人たちの努力の成果として、ゲームの世界線の第1世界へ飛んできたという背景です。

 都合で水晶公のセリフのほとんどには、自分の背後にいる人たちの努力を無駄にしないためにも、絶対に、この世界線の第8霊災を防いでヒカセンを救うみたいな思いがにじみ出てしまっているんですね。

 この都合で、うっかり軽く流してしまった、その場面に即した普通のセリフと読めないこともない一言一言が、例えば、水晶公の背景を考えると、別のセリフに聞こえてしまうことがあるので油断できないんですね。

 この辺が、2週目とかで背景が分かっていると、序盤からかなり刺さりやすくなっています。

 この手の爆弾が、思わずうるっと実際に泣いてしまったりすることもあるんですね。

 この辺の書き手から想定されてるテキストの読み方も、結構漆黒編と黄金編でかなり違うと思うのですが。

 どっちが好みかは、結構人によって分かれると思いますね。

 

まとめ

 まとめとしては、どっちが良い、悪いというよりは、おそらく書き方が、一昔前のラノベと、なろう系くらい違うので、同列に評価してもしょうがないという感じでしょうか。

 FF14の場合は、ネットゲームですし。

 もしも、どうしても、合わないと感じられる方が居れば、ストーリー部分についてはあっさり流して、コンテンツの方で楽しむというのもありだと思います。

 古いお知り合いの方にも、元よりメインストーリーは全スキップで、ほぼ零式固定メインみたいな方が普通にいます。

 そもそも、世の中のネットゲームって、ストーリーはおまけみたいなものの方が多いですしね。

 原神とかと違って、ストーリーの全スキップもできますし。

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ねこねこ14です。 猫好きなので、nekoという名前のララフェルでFF14をプレイしています。 ジョブは、一応ヒーラメインですが、キャスターも好きです。 最近のマイブームは、クッキーリーヴ金策。

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