日記
なんだかんだで、開拓拠点の材料を揃えたわたしは、例の木の板の前に戻る。
材料を置くと、どっから現れたのか、謎の魔法人形たちが、建築工事を始めた。
あれが、ねこみみさんの仲間の魔法人形たちなんだろうか。
怪しげな見た目に反して、魔法人形たちの手際は、物凄いものだった。
しばしあって、明らかに足りない材料から、結構立派なログハウスが出来上がる。
この魔法人形たち、普及しちゃったら、普通の大工さんとか、木工ギルドの人とか、リストラされるやつなんじゃないの。
やっぱり、この島ってなんか色々ヤバい気がする。
それにしても、屋根があるってなんかすごく落ち着く感じ。
なにより、雨が降っても平気だし。
この島って、熱帯にあるせいか、結構大雨の日も多いみたいなのよね。
とか考えながら、わたしは、灯されたロウソクの乗る丸太で組まれた机に、備え付けられた木の椅子に座る。
ぼんやり外を眺めると、星明かりにおぼろげに浮かぶジャングルと、心地よく吹き抜ける涼しげな風。
そして、何に急かさせるでもない、ゆったりとした時間。
そこでわたしは、ようやく、来る前に期待していた南国リゾート感を思い出す。
「明日は・・・何をしよっかなー?」
あとがき
「何をしよっかなー?」は良いとして、このペースでは、無人島の実装分に追いつく前に、追加の無人島コンテンツが来てしまうのではないでしょうか・・・。